東池袋徳田師範店長が中本での暖簾分け(独立)の為3/31にて退職されました。
今後は店舗の検討からスタッフの採用、準備などに専念されます。
徳田店長は栄華を極めた池袋(現在の西池袋)、群雄割拠の卵麺戦国時代(2002年~2006年中期くらいまで)の中心スタッフで、当時の池袋店スタッフはそれぞれの個性が強い卵麺を作り人気を競い合うという時代でした。現在では当たり前となっている「味噌を乳化させる」という調理もこの頃に確立され一大卵麺ブームと言っても良いほど、味噌卵麺を食べるお客さんが多くいました。しかし、そんな中、徳田店長は乳化に賛成せず古典的な卵麺を愛してこっそりと「非乳化卵麺」を守っていました。非乳化の徳田店長卵麺は程よくあっさりと感じられる味噌スープの中で、唐辛子が辛すぎる事無くしっかりと混ざり合い、まさに「毎日食べても飽きない」という中本の基本の味。当時は不器用とも思われていましたが、今となってはそれを必死に守った徳田店長に心から敬意を表しています。
ちょっと人見知りで真面目なフリが得意な徳田店長、実は気さくで古い常連さんからは「徳ちゃん」と呼ばれています。独立店舗が開店した際には是非、フルノーマルの「徳ちゃん非乳化卵麺」を味わってみてください。